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◆卒業生の声◆

自営和裁士

「奈良きもの」で学んで良かったと思うことは?

「あらゆる種類のいい教材に恵まれたこと。1年生の時からオーダーメイドの教材が支給されるので、知らず知らずのうちに体型に合った着やすい着物を作る技術が身に付くんです。着やすさって今の時代一番大切な要素なんですね。だから、お客さんにいい仕立をしてもらったって喜んで頂けます。また和裁以外でも生きていく上で大切なことをたくさん教えてもらったような気がします。素養としてのお茶やお華などはもちろんですが、感謝することの大切さとか……人間として大きく成長できたと思います」

和裁特別専門学科 研究科卒業
自営和裁士 小畑 聽子

自営和裁士ってどんなお仕事ですか?

「お仕立物を預かって、期限までに仕上げる、言ってみればただそれだけなんですが、一つ一つの仕立にドラマがあります。仕事の注文を受けた時、このきものはどんな人が着るんだろうかと想像して縫いあげる。満足のいく着物が仕上がった時や、自分の仕立てたものがお客さんに喜んで頂いていることを聞いたとき、やってて良かったなって思うんです。もちろんその逆もありますけど」


和裁特別専門学科 研究科卒業
自営和裁士 鈴木 桃子

きもの企業

和裁テクニカル学科 研究科卒業 大石 朋子
(株)高島屋 勤務

検品の仕事はきものに対する十分な知識がないと無理!

高校卒業後、きものの美しさに対する憧れと、手に職をつけたいことから、奈良きもの芸術専門学校の和裁テクニカル学科に入学。そこで4年間勉強し、さらに1年残って勉強した後、(株)高島屋に入社。現在、奈良きもので身につけた専門知識と技術を十分生かしながら、大阪府のきものの誂え・加工部門で頑張っています。とくに商品が売場からお客様の手元に届くまでの各段階で厳しく目を光らせなければならない検品の仕事には、きものに関する十分な知識が必要不可欠です。

社会人として役立つ茶道やビジネスマナー

 きものは値段も高く、お客さんが一生使えるものとして購入されるものです。また多くの職人さんの技術や情熱が注がれています。生地難や汚れ、またミス等がないか、寸法通りに仕上がっているか、全体のバランスは問題ないか、などの点を厳しくチェック。ときにはやり直してもらうケースもあります。自分でも縫えるので適切な説明もまたアドバイスもできるのも強みですね。また奈良きものでは、和裁技術のほかにも、茶道、華道、ビジネスマナーなど幅広く学ぶことができたので、社会人として仕事をするうえでも大変役立っています。

和裁テクニカル学科 研究科卒業 佐藤 仁美
(株)千總 勤務

“奈良きもの”で学んだ知識と技術が今の仕事に役立っています。

現在のお勤め先は?
「京都市内にある、着物の製造・卸をしている、株式会社千總に勤務しています。」
佐藤さんのお仕事は?
「私の仕事は、百貨店で売れた商品を仕立てに出す前の加工処理(湯のしや紋入れなど)や、染め上がったばかりの着物を検品しています。」
では、かなり商品知識が必要なんでしょうね?
「仕立てあがる前の状態の商品を見ているので、生地の知識、染めの知識、柄の知識、紋の知識、着物に関するすべての知識が必要となります。学生の時に習った以上に深い知識が必要となり、覚えることが多く毎日が勉強の日々です。」
就職難の時代ですが、入社試験は厳しかったですか?
「やはり、応募者は大学生が多く、一人一人個性的な方ばかりでしたが、私のように和裁の技術を習っている人は少なかったので、その点で有利だったと思います。」
仕事の難しさ、面白さについてはどうでしょうか?
「小紋、付下、訪問着、留袖など千總の様々な商品を毎日見ることができる所が楽しいです。その様々な商品を加工処理に出す際に、自分でいろんな判断をしなければいけないところは、まだまだ慣れず苦労しています。」
出身は高知県だそうですが、どうして「奈良きもの」を選ばれたのですか?
「他の和裁の学校では、最終学年にやっと“裁断”を教えてもらえる所が多く、例えば1年生は袖だけとか、先輩が裁断したものを皆で分業して作っている学校が多いのですが、“奈良きもの”では、1枚の着物を最初から最後まで責任もって仕立てることができる所が、自分の性格に合っていたと思います。」